オープンデータで作った観光系サービス
新コロナウィルスで経済やら色々ダメになりつつある現状が心配ですね。
さて私は以前書いたようにオープンデータでなんとかサービスを作ってよしんば生計を立てれれば良いと考えています。
現在無職で貯金を切り崩して生活しつつ開発をしているという状況です(まだ持つとは言え苦しい...)。
khondalit.hatenablog.com
という状況で作成したのがこのPeriploosというサービスです。2月の半ばにリリースしたので1ヶ月ちょっと経過した計算になります。
www.periploos.net
Periploosとは?
Periploosはオープンデータの観光情報やそれに類するデータを収集し検索できるようにしたサービスです。
旅行、観光、お出かけがターゲットとなります。
当面はデータベースを充実させて、ユーザが増えればユーザ向けの機能を増やしていきたいと考えています。
テーマ選択の理由ですが、オープンデータをいくつか見て回り、自分の既存の技術知識と合わせてリリースまでの可能性、継続した開発の可能性を考えた結果です。
ただ、問題は構想から開発を始めたのは去年末ぐらいでしたが、公開した時期辺りには例の新コロナウィルス問題で特に観光業の落ち込みが激しい状況になったのが残念です。
また、前回投稿したマスターデータの販売サービス(Fuzina)も継続しますが、こちらともいずれ連携を取っていきたいと考えています。
khondalit.hatenablog.com
データによっては、Periploosで集めたデータを販売するのもありでしょうし、その逆にマスターデータをPeriploos側に取り込むという事もあり得るでしょう。
サービス同士がデータで連携し成長するというのも目標としています。
とは言え一人ですのでどこまで出来るかは不明ですが...
技術構成
Periploosはリリースを早く回していきたいので、自分にとって楽な技術構成を取りました。
- サーバはHerokuを採用。AWS等は個人での管理が大変ですので
- FrameworkはRailsを採用。2020年の現代では最新では無いもののとりあえず作るという場合ではまあ普通の選択と言って良いでしょう
- DatabaseはPostgreSQL。まあ無難に選択です。jsonb等の機能の利用も視野に入れています。
- 位置情報周り。これはデータとしてはQuadkeyを選択。地図表示ですがGoogle Mapと言いたい所ですがコストの関係でLeafletにしました。個人開発者には有り難いです
- Quadkeyについて拙い記事ですが公開しています Fuzina | Quadkeyで範囲検索を行う
オープンデータ
オープンデータの有用性は皮肉にも今問題となっている新コロナウィルス問題で技術に興味が無い方にも知られてきています。
特に東京都が公開しているサービスは有名です。オープンデータとOSSによって開発が進んでいます。
stopcovid19.metro.tokyo.lg.jp
さて、使い方次第だとこの様に便利なオープンデータですが、欲しい情報がほしい形で簡単に取得できるわけではありません。
今回開発していて一番難しいのはこのデータ取得部分です。
上記の新型コロナウイルス感染症対策サイトも東京都のデータだけしか見れません。できれば全都道府県のデータを1サービスで見たいなぁと思いますが、管理が東京都なので無理なのでしょう。
Periploosでも同じ問題があり、観光データも各都道府県や各市区町村レベルでの公開となっており収集だけでも一苦労です。データフォーマットがそれぞれで異なり、欲しいデータが無いこともしばしばです。
Periploosを見てもらえれば分かりますが、画像データ、説明文が無いデータも多々有ります。これは元のデータが名称と住所だけとか位置情報があればまだ良い方という悲惨な状況だからです。
これらの対策は個人ではどうしようも無いため、現状様々なオープンなデータを探していますが存在しない、またはあっても非常に扱いづらくコード化が難しいといった状況が続いています。悩ましい...
できれば行政の方にはコードからアクセスしやすく画像やテキスト等の情報が多いオープンデータの公開を期待しています。
そろそろ転職も考えないとなぁ